G.W.4/26(水)~5/8(月)の計13日間に渡り、銀座松坂屋の7階催事場にて
『没後25年 向田邦子展』 が開催される。
(参照URL : http://www.nhk-sc.or.jp/event/contents/mukouda.html)
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5年前に日本橋高島屋で開催された没後20年の向田邦子展には
最終日の前日に行き、今もチケットの半券は手帳に大事にしまってある。
確か土曜日で、昼のバイトを終えた後に神楽坂で友達と待ち合わせをして
地下鉄東西線で行ったなぁ。その友達は寮で一緒だった子で、
私が向田邦子を薦めたところ見事にはまったために、向田邦子展に同行することになったのだった。
向田さんが愛したゆかりの品々が一堂に会していることや、貴重な原稿や
当時の映像が見られるのはファンとしてはまたとない機会なので嬉しい限りだけれど、
同時に向田さんはもうこの世にいないと実感させられることでもあるので、
手放しでは喜べないとても微妙な気持ちだ。
思えば前回の向田邦子展から5年が経ち、環境は変わったけれど
体調の問題はあまり前進してはいないなぁ…。
『愛のアランフェス』 (槇村さとる、集英社文庫、全4巻)
『BASARA』 (田村由美、小学館文庫、全16巻) をネットで一気に購入。
どちらも再読したい漫画だったのでまだ届いていないのにうれしい。
高校1年生の時にクリニークのシティブロックに惚れ込んで以来、
数年の間化粧下地兼日焼け止めとして偏愛し続け、伸びが良くて匂いもないし
肌に合うし、もしかしたら一生使い続けるかもしれないと思うぐらい気に入っていたのに
ある時急に飽きてしまって、それ以来日焼け止めジプシーだった。
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この 「ある時急に飽きる」 というのは私にはわりとよくある。
例えばあるシャンプーを 「もう一生使い続ける!」 という勢いで気に入って、
「私と同じように気に入った人に買われたら嫌だ」 とか
「急に廃盤になったら生きていけない」 ぐらいまで思い詰めて
数十本まとめ買いという暴挙に出た揚げ句に、数本使い切った時点で
「なんか飽きた」 → 山のようなシャンプーの在庫、という具合だ。
先日吉田秋生の 『吉祥天女』 を読んだばかりでタイムリーなニュース。
この 『吉祥天女』 を4月からのクールでテレ朝がドラマ化するそうだ。
主演にはドラマ 『3年B組金八先生』 でヤヨを演じていた岩田さゆりが決定したという。
正直、このニュースを聞いた時には 「終わった…」 と脱力した。
岩田さゆりはかわいいけれど、 『吉祥天女』 の小夜子にはイメージが合わない。
原作の叶小夜子の凄絶な美貌というものを表現するには、17歳という役柄よりも
実年齢の高い女優に演じさせる方が効果的だと思うのだ。
かといってぴったりの女優といえばありきたりな発想で栗山千明ぐらいしか
思い浮かばないのだけれど、彼女の幻想的な雰囲気、人を殺しても
微笑んでいそうな風情はなかなか小夜子に似ているとも思う。
まぁ、どんな出来になるのか怖いもの見たさでドラマを見ることにしようか。