祭囃子

ここ数日、朝に晩に太鼓をドーンドーン鳴らす音や
笛をピーヒャラする祭囃子が絶えなくて、正直うるさい。
今朝も祭囃子で最悪な目覚めを迎えた。
でも祭りを楽しむ人たちにケチや文句を付けるわけにもいかず悶々…。

ハンメルンの笛吹きが現れて祭り好きな人たちをどこかへ連れて行ってくれたら
なんて馬鹿げたことを考えたりしながら読書をするも、
やっぱり祭囃子に気を散らされてうんざり。
この辺りの地区の祭り好きにもほとほとあきれる。

祭り好きな人にとっては待ちに待った行事なんだろうけれど、
祭りが好きでも嫌いでもない 「祭り普通」 の人間にとっては
祭りの何が楽しいのかさっぱり分からない。

自分の好きなことが必ずしも他人も好きだとは限らないということ。
最近の私は皇室の慶事でやや突っ走りすぎていたので、
改めてこれを教訓にして、祭囃子もやや広い気持ちで受け入れようと思う。
ただし祭囃子に混じって聞こえてくる野太い男衆の 「ワッショイワッショイ」 だけは嫌だ。

*

ベランダに出てみたら川からの風が涼しくて秋を実感。
うだるような夏がやっと終わったことに心から安堵した。