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・ 『王家の紋章』 (細川智栄子、秋田文庫) 11巻

美容院の帰りに本屋に寄ったらレジの前に平積みしてあった11巻。
最近発売されていたんだね、知らなかったよ。

前巻でメンフィスの裏切りを誤解してナイルに身を投げたキャロルは、
現代の地中海を漂っているところをアラブの金持ちアフマドに助けられます。
キャロルを気に入ったアフマドにうまいこと言いくるめられて
ハレムに入れられそうになったり第一夫人の座に迎えられそうになったりしながらも、
何とかライアン兄さんが迎えに来てくれて、ようやく家族の元に
キャロルは帰ることができました。

その後もスペンサー石油が開催したエジプト展で展示物の偽作を見抜いて
いらぬ恨みを買ったりと、相変わらずいらんことばかりしています。

一方メンフィスはキャロルが姿を消したことでまたも怒髪天を突いていたり、
ヒッタイトのイズミル王子も相変わらず、ライアン兄さんに撃たれた銃の古傷に苦しみながら
キャロルを恋しがっていたり、いよかん一箱を送ってくる愛媛県の三善ちゃんとか
もうめちゃくちゃ。そしてジミーがかわいそう!
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