・ 『臨死!! 江古田ちゃん』 1、2巻 (瀧波ユカリ、講談社アフタヌーンKC)
本体価格 524円 (税込 550 円)
ふらっと立ち寄った本屋で、表紙が目立っていたので近寄ってみたら
Yahoo!の江古田ちゃん占いで見たことがあった江古田ちゃんでした。
占いの結果画面でも一部読めますが、単行本で丸ごと読むと
もうどの四コマも一つ一つが珠玉としか言いようのない出来で、
久々に漫画で声出して笑いました。
一見すると非の打ち所がなく、何か批判めいたことでも口にしようものなら
たちまちこちらが悪者扱いされてしまう。
けれど女なら誰もがモヤモヤとした疑問やドロドロとした感情を抱いたことのある
いわゆる最強であり最恐の種類の女たちを一言で 「猛 禽」 とネーミングした
センスがすごい。
この漫画、人の 「身に覚え感」 をこれでもかと刺激してくる。
江古田ちゃんのように男友達と気軽に寝たり二股をかけられた経験はないのに、
なぜかその一言が胸を締め付ける、江古田ちゃんと自分がだぶる、
一歩間違えたら自分もああだったかも的な身につまされる感覚を、
読むことで疑似体験してる気になる。
ひとり暮らしにまつわるエピソードなんかはもろ同じ体験だったりしたし。
作者が自分と同年代というのも、だぶり感をアップさせるんだろうなぁ。
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