生命のロマン

「 生活にうるおいがほしいと思わない？ 」
熱帯魚を飼いたいとねだる時、ちびまる子は母親にこう言っていた。

*

最近夫に同じことを言っている私はビーチワールドがほしい。

・ http://globus.lunarembassy.jp/ebi/
・ http://www.outride.jp/globus/beach_world.html

地球のライフサイクルをガラスの球体にとじこめたものだそう。

ガラスの球体の中ではハワイ島にのみ生息する小エビ・藻・バクテリアなどが
生息しており、光合成によって互いの生命を維持し合うので水の交換もいらず、
届いて箱から出した後は、世話といえば光と熱を与えるだけでいいのだそうだ。

地球のはるか太古から脈脈と受け継がれてきた生命の営みが
こんなちっぽけなガラスの中で再現されているというのは、胸が高鳴る。
これもまたロマン。

*

水の入れ替えや面倒な世話がいらないという点は、
自分の世話も満足にできない人間にとっては好都合だ。

ただし、5日間以上光のない状態が続くとビーチワールド内の状態が著しく悪くなり、
エビの死滅などにつながる可能性があるとのこと。
要は普通に窓辺に置いてやっていれば大丈夫なのだろうが、
サボテンですら枯らしたことのある私は不安がよぎる。
もしもビーチワールドまで死滅させたら、人としてどうかというレベルだ。

ビーチワールドの次の候補として懐かしのシーモンキーや、
金魚柄好きが高じて金魚でも飼おうかと考えていたのだが、
いくらエビや魚でも生命に責任を持てないうちはダメだと自分を戒めている。