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・ 『SWAN - 白鳥』 全12巻 (有吉京子、秋田文庫)

バレエ漫画って山岸凉子の 『アラベスク』 と 『舞姫 テレプシコーラ』 と
ヴィリ』 しか読んだことがなかったんですが (要は山岸凉子のみ)、
絵がきれいで長編というところに興味を持って購入してみました。

アラベスク』 と 『ガラスの仮面』 と 『エースをねらえ!』 と 『愛のアランフェス』 の
色んなエッセンスを混ぜたスポ根バレエ漫画という感想。

絵が流麗で、見ているだけでため息が出ます。
それに連載時期を考えると、資料も少なかっただろうに
よくここまでバレエの色々なポーズや演目について描けたなぁと感心しました。

『アラベスク』 のノンナにも感じたことだけど、
『SWAN』 の真澄もそれはそれはよく泣くんだわw
まぁこれに限らず'70年代の少女漫画って
何かというと涙ジワ~ッってさせるんだけどね。

あと、いわゆる天才少女の話の場合、あえて主人公を泣き虫設定にして
読者である少女たちに親近感を持たせる…という説も聞いたことがあります。

 
 

SWAN - 白鳥 1~12巻
本体価格 562円 (税込 590 円)


*

有吉京子さんはバレエ漫画以外にも著作が多い方ですが、
やっぱり特に力を入れているのがバレエの分野らしく、
『SWAN』 の連載終了後には題材を少し変えた 『SWAN 白鳥の祈り』 を発表。
現在は真澄たちの次の世代を描いた 『まいあ Maia SWAN act II』 を連載中。

さらには通常の単行本や文庫に比べてサイズが大きく、絵の美しさが楽しめる
SWAN 白鳥 愛蔵版』 が現在好評刊行中。

なぜ好評かというと、収録されている本編とは別に、
書き下ろしで真澄やレオンのその後や過去などが載っているから。
ほんの6Pのサイドストーリーですが、これがファンの方々の間で人気で
書き下ろし目当てで愛蔵版を購入される方がほとんどとか。

そして有吉さん自身が監修を務める 『SWAN MAGAZINE』 なんつーものまで
季刊で出してます。『まいあ』 はこの雑誌での連載。

連載当事と違って今の日本のバレエ事情は相当開かれてきているし、
手に入る資料や有吉さん自身の知識もハンパなくすごいものに
なっているんだろうなぁ。描いていて楽しいだろうな。

真澄の娘ってどんな風なのか見てみたいから、『まいあ』 はそのうち読みたいな。

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