両親と妹が上京・1日目

両親と妹が上京。

夫の両親からお誘いを受けたためだ。
妹は前日に大学の試験が終わったばかりで、私は引っ越しを考えていた週末。

あちらが勝手に日を設定してくるのは前回と同じなので
我が家一同もういいやという気持ちで、泊まる所などもこちらで全て用意することにした。
両親はかねてから興味があったという白金台の都ホテル、
妹は私が住む学生会館のゲストルームで1泊する。

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昼すぎに家族を東京駅まで迎えに行ってそれぞれの宿泊先でチェックイン。
落ち合ってから夫の実家へ。

恒例で、夫の母が店を開けるぐらいのマフィンやスコーンを焼いてくれていた。
教室に通っていたというだけあり味はお墨付き。
遠慮なく頂いて持って帰ることにする。
当分朝ごはんとおやつには困らないだろう。

お茶を頂いていると夕方になり、食事の場へ。

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元銀行員の夫の父のコネで、ひっそりと看板も出さずにやっている
銀行の保養所のような建物で会席料理を頂いた。
私は以前に1度連れて行ってもらった事があって、
銀行はこんな一等地にこんな立派な建物をこしらえていたのか、と驚いたものだ。

立派な舟盛りも別に頼んでくれていて魚好きな私は大満足。
外食が極度に苦手なのだけれど何とか食事を終えることができた。

時間が過ぎ食事もお開きになって、私は妹と学生会館まで徒歩で帰る。

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「お部屋すごくきれい、かわいいね。きちんとしてるんだね」
「実家にいるとぐうたらなのにね」

などと言いたい放題の妹は、何やら色々持ってきていないと言うので
パジャマやらを貸してあげる。ゲストルームといっても備品はほとんど置いていないので、
タオルやお風呂用品は私の部屋から持ち出しだ。

翌日の東京見物のためのプランは希望を元にばっちり練ってある。
いつも騒ぎを起こして家族に迷惑をかけて、4歳も年の離れた彼女には
「ダメ姉」と思われているのだから少しでも名誉挽回になればいいな。

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そういえば今日は、1月に購入してから
おろすのを楽しみにしていたEMILIO PUCCIのパンプスを履いた。
食事会のような嫌な行事には、こういう楽しみを作らないとやっていられない。

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両親と妹が上京・2日目

朝8時に学生会館のレストランで妹と待ち合わせて朝食。
ロースカツサンドなどとえらく豪気なものを妹は食べると言う。
私は昨晩の外食で何だか胃がもたれるので牛乳だけにしておいた。

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本日のプランは妹の希望をあらかじめ聞いた上で立てた。
以下、彼女の希望地とその理由。

■靖国神社 … 横綱奉納相撲をする場所だから （家族揃って相撲好き）
■浅草寺 … 体の悪い部分につけると健康になるという線香の煙をめいっぱい浴びたい
■荒川の土手 … 大好きなドラマ 『3年B組金八先生』 のロケ地だから
■赤坂の氷川神社 … 大好きな演歌歌手・氷川きよし君ゆかりの神社だから
■六本木ヒルズ … もしかしたらテレビ朝日にきよし君がいるかもしれないから

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実際に行った場所と出来事・感想など。

靖国は普段の私の散歩コースでもある。
九段下まで歩いて妹にもいい腹ごなしになったようだ。

道端に死んだスズメが落ちているのに気付き、「ぎゃっ」 と2人して
同時に飛び上がって近くにいたおじさんまで驚かせてしまった。

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浅草寺・雷門の前に居並ぶ人力車のお兄さん達がホストのキャッチのよう。
人力車を引く男性はこういう寡黙なタイプでないといけないと
ひそかに思っている私にとっては不満が残った。

一心不乱に浅草寺の線香の煙を浴びる妹の姿は、
数年前に映画雑誌 「スクリーン」 で見た、ここ浅草寺で老人たちを押しのけて
煙を浴びていた 『マスク・オブ・ゾロ』 で初来日時の
アントニオ・バンデラスを彷彿とさせた。

せっかくだから私も浴びよう。ご利益がありますように。
また、ここで本日別行動を取っていた両親と遭遇することができた。

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妹いわく荒川土手訪問は 「本日のメインイベント」 であり 「目玉」 らしい。
こっち方面に来たのは私も初めてで、土手にたどり着くまで結構迷った。

今日はたくさん歩くことを見越してヒールのない靴を履いていたけれど、
すべり止めの付いていないエナメルシューズだったので
ぼーっと歩いていて土手の斜面をすべり落ちてしまった。
見た目はさほど急な傾斜ではないのに、耳元で風の音がしてとても怖かった。
助けてくれずに大笑いする妹。

すっかりハイになった彼女はドラマで見続けてきた念願の土手に大興奮で、
プロモのように自分を撮ってくれと恫喝めいたリクエストをしてくる。
ドラマの 『金八先生』 で上戸彩が演じた鶴本直になりきっていた。

風がとても強かったけれど、河川敷が広くて
野球やサッカーをする子供達がいっぱいいた。
暖かくなったらまた来てみよう。

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赤坂なのに日枝神社でなく氷川神社をチョイスするのは、
ジャニーズ系のタレントや若い俳優などには目もくれずに
氷川きよしとモーニング娘。を応援している妹ならでは。

ただし今回は荒川でだいぶ時間を取られたので、すまないけれど
赤坂まで回る時間はなさそうと言うとあっさりと承諾してくれた。
荒川土手に行けた事がよほどうれしかったようだ。

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ヒルズに行ってお昼ごはん。
何がいい？と聞くと 「あっさりしたもの」 と答える。
朝からあんな豪気なものを食べるからだ。という訳で蕎麦を食べた。

4時に東京駅で両親と待ち合わせなので駆け足で買い物やら
和カフェでお茶などをして、タクシーに乗る。
ヒルズには人がたくさんいるのに、ヒルズのお店（レストラン以外）は
どこもがらんとしていると来るたびに思う。

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両親は浅草で私達と会った後には銀座を堪能したそうだ。

泊まったホテルは静かでよく休めたし、庭園がきれいだったとのこと。
何より大阪の都ホテルを昼食やらお茶やらで使い倒してたまったポイントで
タダで泊まる事ができたのが嬉しかったと言うのは大阪人ならではの発想。

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ヒルズで落ち合った夫と一緒に、
両親と妹の乗った新幹線がホームから離れるまで見送った。

おとといまでPMSで寝込んでいたけれどこの2日間を乗り切ることができてよかった。
きよし君には会えなかったけれど、今回初めて東京に来た
妹の希望をほぼ叶えられてよかった。

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携帯が壊れた

充電し終わった携帯を充電器から外すと、中身が出てきた。

つい数ヶ月前には充電器を壊して買い直したというのに今度は本体か。
とりあえず実家と親しい人には携帯が使えなくなったことを連絡しておこう。
こういうときに限って友人から大事なメールがきたりする。

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案の定、Kちゃんがメールを送ってくれていたみたいだ。
PMS中で思考力や判断力が鈍っているから生理が来るまでは機種変更には行けないし
Kちゃんのことは気になるしで、役立たずな自分がふがいない。

明日から1泊2日で両親と妹が東京にやってくる。
がんばって乗り切ることができますように。

CDが届いた

先日注文したaikoの 『花火』 が届いたので、
色々なことを思い出しながら部屋でくり返し聴いている。

アメ村の古着屋さんでかわいいスカートを買ったこと、
友達の家の屋上でバーベキューをしたこと、
その屋上からみんなで花火を見ていてなぜだか涙が出てきたこと、
今はもう思い出せない何かの決意をしたこと。

どうして今になって急にあの年の夏を思い出したんだろう。

試験とコスメ

昼から試験のため学校へ行った。

5/6限、古今和歌集に収められた歌に見られる表現技法について論述。
掛詞やら序詞やら比喩やら見立てやらまぎれやら、
これまでの授業の際に断片的に得た情報を引っ張り出して
それぞれに対応する歌を例に挙げて書きなぐる。

国文学科は縦書きが必須なので、試験を終えると
小指から手首にかけてが真っ黒に。小学生みたいだ。

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7/8限は翻訳文学に関しての試験だったかな・・・あれ？
教室まで行こうとしてはたと思い出す。

そうだ、この授業は試験を行わずレポートだったんだ。
どうして試験だと今の今まで思い込んでいたのか。
手帳を確認するとレポートの提出期限はまだ先だった。

気を取り直して、試験が終わってから行くつもりにしていた銀座へ。

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秋冬のベースメイクには花王estのリキッドファンデを使っているのだが、
リキッド＋パウダーで肌作りをするのが面倒な日もあるので、
今日は同じestのパウダリーファンデを見に行った。

■estのリキッドは一見するとクリームファンデっぽいけれど伸びがとても良い。
■指で伸ばしてスポンジでパッティングし、パウダーをはたくと
つるつるすべすべの肌になる。時間が経っても崩れにくく、崩れても汚くならない。
■毛穴も色むらもきちんとカバーするのに厚ぼったくない。
■エアコンが効いた室内にも乾燥する北風にも、頬や口元が粉を吹かない。

去年やっと見つけた自分にぴったりのファンデなのでベタ褒め。

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カウンターで一旦メイクを落としてファンデを付けてもらうと、
パウダリーもリキッド＋パウダーと遜色のない仕上がりで期待通りだった。

春の新色のリップも試しにつけてもらったら、グロス並みのツヤながら
きちんと発色する自然なピンク色が気に入ったので一緒に購入。
口紅をつけて半日もすると唇が必ず脱皮するので
普段はリップグロスか軽いつけ心地の口紅しか使えないけれど、
この口紅がお気に入りになるといいな。

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私は高校生～20歳頃まで、たいていのブランドを網羅していたコスメフリークだった。
コスメだけは一生の趣味になるだろうと思っていたのに、
ある時から憑き物が落ちたようにぱったりとコスメ雑誌も化粧品も買わなくなった。

化粧品以外にもお金を使おうと思ったとか、他に打ち込むものを見つけたとか
理由はあるのだが、直接的なきっかけは、某有名コスメ雑誌で
コスメフリーク読者が特集されていたのを読んだことだ。

その記事に出ていたコスメフリークと言われる人たちが、
誰もかれもきれいじゃなかったのだ。
たまたまその雑誌が募集をかけたり取材をしたタイミングが悪かったのかもしれないけれど、
その時に 「何事も偏るのはよくないんだ」 と目が覚めたのだ。

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化粧品に関してはほどほどにしようと思ってからはや数年、
スキンケアは手頃な値段のシンプルなものでまだ十分だし
（それで以前よりも肌がきれいになったのは皮肉か）、
メイクものも季節が変わる度に新色や新製品を1度買うぐらいになった。

そろそろアンチエイジングを視野に入れて少し開拓を始めようと思ってはいるけれど、
あの頃のような入れ込み方はもうしないだろうと思う。

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銀座で洋服やバッグを見て、華やかなものに接したり晴れやかな気分の時になる
「パァァァァ」 という状態になって、デパ地下でケーキとパンを買って帰宅。

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