『イヴの眠り』 の口直しに購入した 『吉祥天女』 を読了。
『BANANA FISH』 の連載が始まったのが1985年、
『吉祥天女』 はそれより少し前の1983年連載開始。
この頃の絵柄が好きなのでそれだけで安定した気持ちで読める。
もちろん物語の内容はとても安定したものではないけれど。
血は流れるし人はどんどん死んでいくし小夜子は怖いし。
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「男の防御(ディフェンス)と女の防御はちがうのよ…それから攻撃(オフェンス)もね」
「女はね 血なんかこわくないのよ…だって毎月血を流すんですもの」
「神さまはあの人から女の業をいっさい抜き取って わたしの中に閉じこめてしまったわ
女としてどちらが幸福なのだろう」
などなど、ステキでコワイ台詞がたくさん出てくる。
見事に口直しが出来て満足。
ただ、ひな祭りの日にこういう漫画は読むものではないな。
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