イブに帰省

2日前には帰省するつもりでいたのに、体調がすぐれずグズグズしていたら
帰省がイブの日になってしまった。

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実家のクリスマスの飾りつけが
年々手の込んだものになっていくのは気のせいだろうか。
フッチェンロイター製の、イエスの生誕を再現したドールハウスのようなものには驚いた。

実家はメゾネットタイプのマンションで私の部屋は上階なのだが、
階段を上がるにも部屋を移動するにも、
いちいちクリスマス仕様の飾りや置き物を発見するのでけっこう楽しい。
また、そんなことをする母をかわいいと思う。

「たまに母親に会うと一気に老け込んでいる」 という話をよく聞くがうちは逆だ。
会うたびに生き生きとしていて、一度は生死をさまよった人には見えない。

私は反抗期が激しくて、大学入学で家を離れてからも
親との関係は良好ではなかったけれど、最近になってようやく
自然に家族らしいことができるようになってきた。
まだまだ心配をかけてばかりだが。

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夜になって父が、予約していたニューオータニのクリスマスケーキを持って帰宅。
クリームがおいしいので大好きだ。

家族でプレゼント交換。
両親からはウエッジウッドのクリスタル製ネックレス （クリスマス限定品）、
妹からはかねてより所望していた昔好きだった歌手のＣＤ。
中古ＣＤ屋で必死で探してくれたそうだ。
私もそれぞれに用意していたプレゼントを渡す。

ここ数年のクリスマス恒例行事だけどこれからはこんな風に過ごせないのだな、
としんみり思いながら普段よりちょっと贅沢なご飯とシャンパンで乾杯。