・ 『7SEEDS』 (田村由美、小学館フラワーコミックス、連載中) 1~8巻
『BASARA』 を何度読み返しても感動冷めやらず、同じ作者の連載中の作品を買った。
昨年遅まきながら 『BANANA FISH』 にはまり、作者の吉田秋生の著作を買いあさり
読みふけったのはつい最近のことだが、田村由美に関してもそうなりそうな気がする。
連載中の作品はうっかり読んで気に入ると続きが気になって仕方がなくなるので
なるべく手を出さないようにしていたのが、案の定はまってしまった。面白い。
大まかなあらすじや登場人物についてはこちら (Wikipedia)。
・ 『天は赤い河のほとり』 (篠原千絵、小学館) 全28巻
『王家の紋章』 と設定等が酷似しているとよく言われる漫画。
日本の女子高生ユーリが魔術で大昔のヒッタイト帝国に飛ばされて、
イケメンのカイル王子と乳繰り合って、色々活躍して最終的には
タワナアンナ(皇后)になる物語。
ラムセス、ムルシリ、ネフェルティティ、ミタンニ国、カデシュの戦い、
その他実在の人名や出来事が多く出てくる。
真の歴史好きにとっては史実と違うとか物足りない思いを抱くだろうが、
私にはこの程度で充分満たされる。
篠原千絵では他には 『闇のパープルアイ』 や 『海の闇、月の影』 、
『陵子の心霊事件簿』 も懐かしい。
『闇パ』 はドラマになったが、主演の雛形あきこの演技に抱腹絶倒だった。
雛形あきこは 『ストーカー 誘う女』 といい、素晴らしいドラマに恵まれている。
そういえば去年の日記でも、この漫画について少し書いたことがあった。
・ 『王家の紋章』 (細川智栄子、秋田文庫) 10巻
文庫本の刊行ペースが半年~1年に1冊と遅いので、久しぶりの購入。
バビロニアのラガシュ王から逃げ切りメンフィスとつかの間の新婚生活を楽しむキャロル、
しかしメンフィスが隣国ナビアのカーフラ王女と一夜を共にしたと勘違いしたキャロルが、
嘆きのあまりナイル川に身投げしてまたも離れ離れになったところ。
・ 『花より男子 完全版』 (神尾葉子、集英社) 14~16巻
ひと月に1冊ずつの発刊で、テンポが良い。
つくしと気持ちを確かめ合った道明寺がつくしと弟の住むアパートの隣室に
引っ越してきたり、2人がようやく普通のカップルらしくなってきたと思ったら
案の定道明寺母に嗅ぎ付けられて道明寺は拉致され、
つくしがNYまで会いに行ったところ。
同時につくしの友人の優紀ちゃんと西門とのエピソードも進行。
『BASARA』 にかなりはまったので、同じ作者の過去作品を。
戦国時代に木曽義仲といくさ場を駆け抜けた巴御前をモチーフにしている。
『BASARA』 同様スケールの大きな作品で、うっかり惚れそうになる登場人物が多い。
伊織さまと義仲ちゃんが同一人物というのはちょっと違和感があったかも。
上品な伊織さまとディスコで踊る義仲ちゃんがどうしても重ならず(笑)。
のちの 『BASARA』 の茶々・座木さんの原型かな?と思うキャラが出てくる。
月子が付けていた資生堂の沙棗は私も好き。